エッセイ

神様の愛

人の望むものは、人の変わらぬ愛である   箴言19章22節

愛を必要としない人はいないと思います。愛は私たちが幸せに生きていくためになくてはならないものです。私たちは愛されることによって幸せを感じます。小さい時は親の愛は欠かせません。大人になってからも愛を必要とします。老いた時にはなおさら人のぬくもりを必要とします。どんなに物に満たされても、愛によらなければ満たされない心の空洞が私たちにはあります。愛の価値は、値段がつけられません。また愛はお金では買えないものです。それゆえ愛は大変高価なものといえるでしょう。
 

人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません   ヨハネの福音書15章13

人がその友のために命を捨てるとするなら、それ以上の愛はありません。過去にも人の命を助けるために自分の命を犠牲にした事故のニュースがありました。本当に心を打たれます。愛は最も美しく、最も強いものです。ところであなたは自分のために命を捨てられたお方がいることをご存知ですか。命の恩人がいるとしたら、その人の名を知らないなど、通常は考えられません。ところがあなたを愛し、あなたを罪の裁きから救うために十字架にかかって死なれたお方がいるのです。その方こそイエス・キリストです。
 

神は実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。ヨハネの福音書3章16

このことばは、全部で1900ページもある聖書を一言でまとめたようなことばです。神様はひとり子であるイエス・キリストを、私たち人間を救うためにこの世界に遣わされました。それほどまでに私たちのことを愛しています。人と人との間にある愛でさえとても美しいものであるのですから、神様の愛はどれほど素晴らしく力のあるものでしょうか。増々人のつながりが薄くなり、愛がさめていくこの世の中で、神様の愛はずっと変わらずに私たちを照らしています。ぜひこの機会に神様の愛に耳を傾けてみませんか。