エッセイ

エッセイ

本当のクリスマス

■クリスマスの意味

日本でも広く浸透している行事ですが、意外とわからずにお祝いしている方が多いようです。クリスマスはイエス・キリストの誕生をお祝いする日です。ほとんどの国々でこの日が祝われていますが、日本のクリスマスは海外に比べるととても質素で、その雰囲気だけを楽しんでいるように思えます。
 
クリスマスの語源


Christmas(クリスマス)は、2つの単語の組み合わせからきています。
Christ=キリスト mas=礼拝
キリストを礼拝するというのが本来の意味です。
これは救い主であるキリストがお生まれになったことを知った東方の博士たちが、長い旅をしてユダヤのベツレヘムの町に行き、お生まれになったキリストを礼拝したことからこの名がつけられています。
 
クリスマスの起源


正確な年代は不明ですが、2~4世紀の古代ローマ帝国時代が起源であるようです。実のところ聖書には、キリストの生まれた日が12月25日であるとはどこにも書かれていません。1年のうちで最も日が短くなる冬至の日を境として、日が長くなっていくことを祝う当時の風習と重ね合わせて、12月25日になったともいわれています。
 
クリスマスの主役


「きょうダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです」
キリストがお生まれになったその夜、天から御使いの大集団が現れて夜空を照らし、野にいた羊飼いたちにその誕生を知らせました。私たちを救うためにお生まれになったキリストこそ、クリスマスの主役なのです。緑字は聖書のことば
 
なぜお生まれになったのか


私たちは自分の意志で生まれてきたわけではありませんが、キリストは私たちを救うためにお生まれになりました。私たちを罪の裁きから救うために、身代わりとなって罰を受けるために天から下られたのです。キリストがすべての人を救うために十字架にかかって死なれたので、私たちに救いの道が開かれました。ですから、救い主の誕生を祝うのは当然のことと言えるでしょう。
 
救い主とは


私たちは、生まれながらにしてその心の中に罪が宿っており、それは次第に大きくなり最後は罪の裁きが待っています。この恐ろしい罪の裁きから私たちを救ってくださるのがイエス・キリストなのです。キリストは私たちを救うために天からこの世に下られ、私たちの身代わりとなって十字架にかかり3日目によみがえたお方です。
「わたしは門です。だれでも、わたしを通ってはいるなら、救われます。」
緑字は聖書のことば