エッセイ

エッセイ

クリスマス

「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」
                       ルカによる福音書2章11節
 
クリスマスは、とても華やかで、楽しいイメージを持たれていると思います。クリスマスの起源はとても古く、今から2千年以上前になります。この言葉の意味は、「救い主を礼拝する」という意味です。日本ではクリスマスの習慣だけが入ってきたなので、互いにプレゼントをし合い、おいしいものを食べる日となっています。
本来は、救い主がお生まれになったことをお祝いするのが、クリスマスなのです。全世界で使われている西暦は救い主であるイエス・キリストが生まれた年を元年としています。
キリストはイスラエルのベツレヘムという小さな町でお生まれになりました。神のひとり子が、人となってこの地上にお生まれになったのです。しかし、多くの人々は、このことに関心をもちませんでした。どうしてでしょうか。自分に救い主が必要だと思っていなかったからです。あなたはどうですか。
年齢を問わず、多くの人が日々の生活に追われています。まわりからとりのこされないように必死になっている方が多いのが実情です。しかし、聖書にはこのような言葉があります。
 
「神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。」
                          伝道者の書 3章11節
            
すべての生き物の中で、人間だけが死後の永遠について考えます。その証拠に、誰もが天国に入りたいと望みます。見たこともない天国の存在を、子どもの時から認めているのです。
私たちは、生きている間のことだけを考え得ますが、実はそうではないのです。死後には、罪の精算が待っています。これを逃れるすべは人間にはありません。しかし、私たちの罪の精算をすべて弁済するために来られた方がいます。その方こそキリストです。
イエス・キリストが、この地上にお生まれになったのは、十字架にかかって私たちの死後に受けるはずだった罪の裁きを身代わりに受けるためであったのです。
救い主が、この世に生まれたのは、実にこのためであったのです。
だから、このお方のお生まれになった日をお祝いする。それが、クリスマスの本当の意味です。イエス・キリストは、天の神様からの最もすばらしい贈り物です。
当然のことですが、神様は、このすばらしい贈り物を、あなたが受け取ることを何よりも願っています。これほど愛のこもった高価な贈り物はありません。受け取るということは、救い主イエス・キリストを信じるということです。
どんなにすばらしい贈り物も、受け取らなければ意味がありません。どうか、かみさまからの最もすばらしい贈り物をぜひ受け取ってください。その時からあなたの人生は、祝福へと変えられていきます。救い主イエス・キリストを信じる方となってください。